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『官邸「数日で終わる」』 [状況と変動]

今朝の毎日新聞の見出しは『官邸「数日で終わる」』というもので、福島原発事故を、日本の政府が軽く見ていた事の顛末のドキュメント記事が長文の大特集で掲載されています。

日本政府が、原発事故のシュミレーションを事前にやって準備をしていなかった様がよく理解出来ます。チェルノブイリやスリーマイルの原発事故を、自分自身の問題として良く学習していないという不勉強な駄目さが今日の事態を生んでいます。

最近の週刊誌では、食料からの体内被爆の危険性を指摘する記事が多くなっていて、危険が深刻になっている事がわかります。海外の一つの見方では日本の死者数は100万人を超えるだろうという予想も出ていて、それを風評として笑う事は簡単ですが、実際の癌なりでの死は一人一人の死として出現してくるものであって、その過程も実はチェルノブイリやスリーマイルの原発事故の過程を見れば学習出来るものです。結局は140万人以上の死者が出ると覚悟を決めて生きる方が良いのだろうと私は思います。

久しぶりに東京の画廊を2軒見ましたが、作品が気のせいか暗くて、《第8次元 信仰領域》の作品で、死を扱っているものばかりでした。たまたまかもしれませんが福島原発事故の長期化で、日本の現代アートも否応も無く変貌するでしょう。つまり美術の問題でもあるのです。

中年のアーティストと話しましたが、数年で終わると思っているようで、この楽観性にも驚きました。私は何も言えませんでした。この事故そのものは収束する決定的な方法は無くなっているので、非常に長期化するのです。100年を超えても終わっていないと考えていた方が良いと思います。私は、福島の処理で膨大な費用の流出が続いて、東日本国と、西日本国に分裂する未来の日本までシュミレーションをして予想しています。ローマ帝国が東と西に分裂したという過去の事実をふまえての良そうです。

非常に暗い事態ですが、これを一つのプラスの事態ととらえて、積極的に生きる必要があると思います。
少しでも食料に気をつけて、サバイバル戦を楽しむ事です。戦場というのは、実は明るいものです。絶望的な状況だからこそ《確信》をもって生きる必要があります。



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moo

>絶望的な状況だからこそ…
私も最近そう思えるようになりました。
6.11に参加しました^^)
by moo (2011-06-14 01:35) 

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